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直葬と家族葬・密葬の違い

家族など身近な人のみで執り行う小規模な葬儀の種類として「直葬」と同じように、「家族葬」や「密葬」という言葉を耳にするかと思います。似たような言葉のように感じますが、何か違いや特徴はあるのでしょうか。

直葬

直葬では、通夜や葬儀を行いません。とはいえ法律上24時間以内に火葬を行うことはできませんので、2日間ご遺体を安置したのちに火葬を行います。
火葬のみのお別れ方法となるため、「火葬式」とも呼ばれています。

家族葬

家族葬の流れは一般葬と変わらず通夜や葬儀を通常通り行います。ただ葬儀に参列するのは近親者となる親族や限られた知人・友人のみとなります。

密葬

密葬は近親者や限られた知人・友人のみで内々に行われる葬儀です。流れも一般葬と同じため、家族葬と似ています。
ただ、密葬を執り行うのは故人が会社の社長や芸能人・著名人など生前の業績・功績が広く知られている方の場合がほとんどです。そのため内々に密葬を執り行った後に周囲の方ともお別れをする機会を設けるために社葬やお別れの会などを開くことが多いでしょう。

直葬が選ばれる理由

直葬や家族葬・密葬は小規模な葬儀として似たような部類におかれますが、少し違いがあることがわかります。故人が一般の方であれば、一般葬以外では直葬か家族葬のどちらかとなるでしょう。
家族葬の流れは一般葬と同じため、会場の規模や通夜ふるまいなど少量でよくなる分、お香典が集まりにくい傾向にあり一般葬よりも割高になってしまうことがあります。
その点では通夜や葬儀を行わないよりシンプルな直葬のほうが費用を抑えられるでしょう。葬儀代について前もって手元に準備しておく方はあまり多くありません。そのため急な出費をより抑えられるお見送り方法として、直葬が選ばれることが多くなっています。

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