直葬を行った後、菩提寺に納骨を断られた場合には、「どうすればいいの」、「自宅で保管するしかないの」と、心配になりますね。ここでは、「菩提寺に納骨する」ことに、こだわらなければ可能な選択肢について、お話しましょう。
菩提寺でなく、公営の墓地や納骨堂に納骨することができます。公営墓地は地方自治体などが管理し、使用料や管理料がリーズナブルという大きなメリットがあります。しかし、都市部では人気が高いので、倍率が高く抽選に外れることも考慮に入れる必要があります。
建物の中で遺骨を安置する、ロッカータイプや仏壇タイプなどいろんな形式の納骨堂がありますが、公営墓地と同じようなメリットとデメリットがあります。
葬儀のプロの葬儀社は多くの葬儀を執り行い、ノウハウや知識が豊富です。お寺との広いネットワークも持っているので、直葬でも納骨を受け入れてくれるお寺を知っている可能性があります。菩提寺に納骨を断られた時に、葬儀社に相談することは、おすすめの方法です。
散骨とは、海や空、山などにお骨を撒くことを言います。基本的に散骨に際しての許可証は必要ありません。葬儀に関して必要な書類は、「死亡届」「死亡診断書」「火葬許可書」の3つとなっています。ただし、散骨に際してはルールやマナーを守る必要があり、散骨が許されるのは私有地、公海上、管理された墓所のみです。遺骨は粉末状にして、骨と分からないようにする必要があります。骨と分かる状態での散骨は違法になる恐れがあり、また地域によっては禁止されている場所もあるので、自治体への事前確認が必要です。
自宅で遺骨を保管する「手元供養」は、お墓を持たない方を中心に広がりを見せている供養です。骨壺を自宅で保管することで、故人をいっそう身近に感じられ、また、ペンダントに入れて常に持ち歩くなど、宗教や様式に捉われない自分らしい供養が行えます。
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